会話論 weekly〜作るヒント、観るヒント 2

始まらないことで底なしの真理を見せる。突破口はいつも逆説。
柄本佑×柄本時生のヤングゴドーは安堂訳に忠実(2014.8.8観劇)。 

ヴラジーミル:何か言ってくれ。(Say something!)
エストラゴン:がんばる。(I’m trying.)

〜サミュエル・ベケット Waiting for Godot(ゴドーを待ちながら) 1953

舞台史上最も大胆な会話。役者もお客も同体となって時間と対峙する。少しでも前に進めようといつしか共同作業。ベケット言うところの complicity。