会話論 weekly~作るヒント、観るヒント79

アメリカ大統領選、SNS時代の変な候補者(と大衆)。
ドラマ『ザ・ホワイトハウス』のリアルさは補佐官たちとの会話にも?

サム:ラジオのレセプション、行かれるのかわかりませんでしたが数行削っておきました。
大統領:移動しながら見るよ。トビー、一緒に行こう、ラジオのそれに。
トビー:なんと、本当ですか?
大統領:カニ団子が出るぞ。ニューイングランドのカニ団子、ニューイングランドで作ってる。
サム:実際はアラスカのカニですが。
トビー:サム。
大統領:このホワイトハウスにアラスカのカニが入り込んでると?
トビー:サムはそのへんの違いがわからないんです。
大統領:食べたのか?
サム:あ…はい、食べたくなかったんですけど。嫌がってるとハッキリわかる感じでその、
   カニ団子を食しました。
大統領:うまかったのか?
サム:ものすごくおいしくて、すぐ無くなるかと
大統領:よし行こう。
〜アーロン・ソーキン The West Wing 2(3), 2000

撃たれたせいで中間選挙の支持率が高まった大統領陣営、そんな中でこの緩和タイム。
なお最初の「削った」のはスピーチ原稿。「ニューイングランド」は大統領の地元。