当HPコラムを更新「ワークショップ・・

ワークショップ。

始めた当初は上京したばかり、1998年。活動に合流してもらえる役者やスタッフと出会うという目的もあった。京都でGOVERNMENT OF DOGSを観てくれていた大学の後輩である三谷智子さんが、竹井亮介さんと嶋村太一さん(それぞれ敬称付き)に声をかけてくれた。嶋村くんは劇団桃唄309、竹井くんは早稲田のベテラン学生だった(敬称変更)。暴走と困り笑顔という二人の個性を活かし切るには可動域の広い第三の男が必要で、ある冬の日、野間口徹さん/くん(敬称併用)がこれまた三谷さんのバイト仲間ということで稽古場に現れまして、彼を見て脳内で「いた!」と呟きましたね。すぐ「親族代表」というユニットを組んでもらいTBSのオーディションやお笑いライブへ。3人は「人間力学」「真顔コント」とでも言えそうな(私が言ってるだけですが)関係性の笑いを内外にアピールするようになっていった。役者だけでなく作品のサンプルを作るワークショップ。第一期コントサンプルは三谷・竹井(呼び捨て)を軸にした和風スケッチを第二弾に、第二期のHula-Hooperや暴動mini、第三期のGEESEへと続いていく。

役者の声や動きから見せ方を発想させていただく。思い返すと主宰者である私にまず確かなメリットがあり、参加役者の方にも得るものが応分にあったと思いたいのだけど・・彼らは彼らでもっと早く上昇気流に乗れていたのではないかと忸怩たる思い。劇団MONOもGOVERNMENTの活動から離れてから軌道に乗ったようだし。ずいぶん時間をお借りしてしまった。

今も台本を書くとき、頭の中で役者さんに喋ってもらい動いてもらっている。3人ネタなら親族代表が出てくることもある。先入観ゼロで立って動いて、そのプロセスから随時生まれてくる遊び心やらノウハウやら。この順番で作れたらまた違ったものができると思う。TVドラマもラジオドラマも。役者からの発案。動きから生まれるストーリー。

第二期はそのころ不毛と思われがちだった女子コントの実験室となった。女子だから笑いに向いてないなんて。無理しない設定や展開。今に繋がる。
次回。

26.5.1