TBS『永六輔の土曜ワイド』出演レポート 木村万里
2003年7月26日朝9時半に、赤坂TBS通用門前に集合したのは、昨夜は文化放送の若手発掘局内ライブ「のーぎゃらくん」にエントリーした暴動miniの2人とすわ親治とお笑い大好きスタッフで勇ましい名前をもつ橋口勇三郎さんと紹介者木村万里。 「のりしろ」をもじって「まりしろ」になりたいとの野望を胸に東奔西走木村。 くっつけちゃうぞ、まりしろで。 なんとか、想像させて笑いをとるタイプのものをラジオで聴いてもらいたい、というのが当方の狙い。それは月刊雑誌『中洲通信』7月号ラジオ特集でも書いたこと。
担当者田辺さんが番組の合間を縫ってスタジオまで連れて行ってくださる。 ラジオなので紙を見てもいいとは言いながら、やはり緊張の面持ち、暴動mini。 黄色い頭の吉村君が、白い顔で唇の赤いことで知られる三浦君に 「トイレ行ってくるわ」 すかさず三浦「ホリ君だ・・」 そう。5月絹2ライブのネタ「刹那の夢」の1シーンそのまま。 お笑いコンビがテレビ局のトイレへ入ってそのでかさに驚くという1シーン。
控え室の出演者に飲み物を案配する係の若い女性が 「飲み物は何が?」とすわさんに。 「う~ん、ウーロンハイ!」 といきなりかましてました。 スタジオ入り。 前回は、Hula-HooperとJJポリマーの6人で、コントサンプルでやった合コンネタをやらせてもらったのだと感慨深い。 そうか、すわさんは、噛めば噛むほど味がでる薫製笑いということでいけばいいか。なら、暴動miniは、活け作り笑い?ってことにする? 暴動miniのとにかくHPを紹介したいと思っていたので、三浦君の日記「独心生活」の中から「ビミョー=あはれ説」を、吉村君のビビビフレーズ「クリスマスイボ」「時空を超えた時給」を紹介。 「しゃべるとおかしさが伝わらないかもしれませんが、HP見ると面白いんですよー」と私。
暴動mini「使命」が披露される。吉村君のセリフがやたら多いネタです。 「なんか、こわい話だね。ブッシュのとこに行くんだよ、この人」と永さん。 ラジオなので2人の声のトーンを変えた方がいい、とアドバイスされ、三浦が急に高い声に変えて喋る。ここまでは良かったけど続いて吉村も高い声で喋り出す。おんなじことじゃん、それじゃ! さて、すわさん、「徘徊電話」。 心細そうな携帯電話の亀崎さん。スタジオ内、馬鹿受け。 すかさず、永さん、目の前の紙に「けもの道、地平線、奉行所」と赤字でメモ。 笑いどころのポイントを素早くお掴みになる。 そうだ!永さんはそもそもはコント作家だったんです、メディアに出始めは。 「日曜娯楽版」の学生優秀作家だったのだもの。 台本は作家故林広志さんで、と紹介すると 「あ~、僕はこんなネタは書けないわ~」 から、携帯電話の話にどんどんふくらむふくらむ。
稽古100回より現場1回とはよく言ったもので、こういういい現場が続くと鍛えられます。「ラジオはいいなあ」と心底から三浦。「外山さんきれいだったあ」と溜息吉村。 この後、南青山で開店中の「べにや民芸店」で、沖縄で、徘徊電話のおかしさを話しまくりだった永さん。 コントの道がこれをきっかけにしてできればいいのですが・・・。