以下簡単な出演者紹介、そして演じてもらう予定の役柄の説明。
決して本人の人間的説明ではないので気をつけて読んで。
大久保佳代子
オアシズでおなじみ大久保さんは演劇界でも貴重な存在。『明日図鑑』の一員として『練りコントの集い・絹』にも何度か参加。高松みづきの姉役として、疑惑を一身に受けてもらいます。
高山広
一人芝居『おキモチ大図鑑』などで全国津々浦々な中、3回目のポピュラー。それまでの種明かし的場面に登場願って、新郎とぼやけたガチンコ勝負をしてもらいたい。とこないだ電話会談。結果オーライの笠知衆。そんな存在。わかりにくいね。
本田誠人
ペテカン作演出。一体化の達人として、テンポの使い手として、10年ぶり人間たちをまとめようと「涙ぐましく仕切りに仕切る」役にはまってもらう予定。ま、当時はポピュラーは「全員悪役」が前提ですからね、彼の心にもしっかり悪だくみを。
大山鎬則
ナイロン100℃所属。新郎の兄。そう、新郎の兄は凄くいいことを言う。しかしそれがみんなの胸に響かないという「必死なそよ風」のような役に「悲哀」という名の冠をかぶせてあげて。漢字シティという幻の和風コント集に出てもらって以来だから随分ご無沙汰。
眼鏡太郎
ナイロン100℃所属。みづきのイトコの旦那役。浮き足立つ周囲に対し、冷静に冷静に諭し続ける人格者として当公演の「良心」となってほしい。しかし例によってそういう役柄が最後には一番取り返しつかない悪事をやらかしてるって気もするが。
皆戸麻衣
ナイロン100℃所属。みづきのイトコ役。彼女にとって結婚は仕事とおんなじ。披露宴直前にいなくなったみづきと唯一連絡が取れる人。意外と義理堅く不条理なことも色々やってくれる役柄を。
森谷ふみ
第二期コントサンプル出身。小林賢太郎プロデュースとかマッチポンプカーニヴァルとか。卒業後に上京し、この10年で大幅に変わった「苦労人」の役を演じてもらう。損な役回りに勧んで身を捧ぐ「間違ったジャンヌダルク」。
井澤崇行
猫★魂の役者さん。いつも不満そうに見える表情が私は好き。唯一の会場側の人間、披露宴チャッチャと済ませて早く自分の約束におもむきたい事務的人間役。でもそういうポジションの方が全体見渡せたりするってことで。
つげ俊治
『勇者の森』ってユニット組んでお笑いライブを出回る第四期コントサンプル参加メンバーつげくん、この物語ではとってもマイペースな地元メディアのインタビュアーを演じてもらう予定。
中津川朋弘
やはり『勇者の森』のメンバー。期待の被害者役候補生ですんでいい感じでつげの相手役を任せてみようと思っています。でもまだ台本半分も出来てないのにこんな決まったようなことばかり書いていいのかい。そのへん許して下さい。
鶴巻尚子
一人は自由でのびのびした人物出そうと思ってます。一人で走って一人で解決した気になってるような。幸せな気になってるような。待ってるものがなんであろうと。今は笑っとけ。そんな役柄。
吉橋航也
第四期コントサンプルから選ばれた四人衆の一人である彼はケラマップ~劇団アーノルドシュワルツェネッガーを渡り歩いてきた。大学の仲間うちの出世頭、時代に揉まれてつかみ所なくなってゆく青年役を。
木村悟
第三期コントサンプル以来、何かと力になってくれてる若頭。一番事件に近いようで一番何も知らない位置にたたずんでもらう予定。10年でこの人もすんごく変わり映えした、そんな残酷な時流をその90kgボディに込めて。
犬飼若浩
ガバメント・オブ・ドッグスから小林賢太郎プロデュース、シリアスボケの第一人者として、首突っ込んでしまう司会者役で先走っていただこうと思います。澄んだ目と緊迫感溢れる良い声とで「間の悪い、そして致命的な」一発を。
竹井亮介
出ました親族代表、困り笑顔はコントの宝。今回も最初から最後までシゴトしてもらいます。「正確に憶えてもらってない男」というおいしい役でな。
そういうのを全肯定しつつ役者の皆さん、礼服の準備をよろしくお願いします。