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ENBUゼミの担当講座(2000—09年)から抜粋。
[ENBUゼミナールHP]
ケラさんの代講に始まり10年に渡る演技指導。教え子の皆さんには故林prd.に合流してもらったり。ゲストさんにも支えてもらって笑いの理論&実践、ずいぶん体系化できた気がします。
コメディ講座2007「故林広志with凪沢渋次」 2007.6.5-30
コントでなく「コメディ」ということでイギリスのラジオ/舞台で活躍してきたアラン・エイクボーンの男女絡みのコメディ『Confusions』から4篇、ひねり生かしつつ発表公演。ナギプロ・パーティー主宰の凪沢君に手伝ってもらって(考えたら彼もENBUゼミ出逢い)。
秋期講座2005「笑いの演技実習」 2006.6.15-7.28
●客観視●二人一組で相方をどう紹介するか、ツカミや構成、オチなどを意識●ビデオを見てもらいながら、役者が作る「ストイックな笑い+笑える空気作り」●被害者が可愛そうに見えない、加害者が悪い人に見えない、抜きの演技●教室コントの台本練習●テンポについて●台詞の言い回し、感情の乗せ方●対談番組を見ながら話の持って行き方などをチェック●救助隊台本練習●呼吸を合わせる●単調にならないための方法、切り替え(エチュード中心)●発表公演稽古●発表公演●ビデオを観て感想会
声優コース2005「演技実習(応用編)」 2005.10-2006.1
これを機に「音笑い」。ENBUゼミナールに「声優コース」っていうのが開設。アニメやゲームの声の仕事、そこで演技を。という人たちと、これを機に音笑いに取り組む。音で勝負。面白い顔など無用の長物だ。
2006.1.29には1日限りのコントライブ!
チェーホフを煽る「行き止まる愛」2005.5.19-22@笹塚ファクトリー
演劇ぶっく社設立20周年を記念してチェーホフをコント化に挑戦、集ったのはWSオーディションを勝ち抜いた30余名(脚本:故林広志)。
『届け!無駄な思い(桜の園30分バージョン)』
ゲスト:永井秀樹 演出:故林広志
三幕のみ抽出。競売結果を「ダンスしながら」でなく「電気屋にセキュリディを直してもらいながら」待ってることに書き換えて最後まで破れかぶれの大騒ぎ。
『あなたがわめく日(六号室30分バージョン)』
ゲスト:モロ諸岡 演出:根本竜生
原作は短編小説。欲望満載の看護士トリオ、暴力婦長、精神科医が「狂人か否か」を尋問するスリリングな逆転劇に不協和音が響き重なる。
『今そこにある虚ろ(かもめ30分バージョン)』
ゲスト:新井友香 演出:木村悟
わかってない人々の空騒ぎを背景に、破滅していく娘さんとプライド青年の身勝手さを前景に分け、「こんなはずじゃなかった」感を青白く現代化。
サマースクール2005「故林広志with本田誠人(ペテカン)」2005.8.8-26
「笑い」を作るため必要なもの=テンポと客観性を、読み合わせやエチュードを通し身につけてもらおうと思います。セリフ回し・動き方などを工夫しつつ、それらがどう見えてるかの認識ですね。ペテカン本田君にも手伝ってもらえるってことで、あの「呼吸」を楽しんでもらえるよう。台詞は個々が出そうと力むんじゃなくて、引っ張り出される受け身な感じが大事。
自分の演技の前の台詞/空気から引っ張り出されるスムーズ。思わず楽しむのです。うっかり楽しむのです。
秋期講座2004「盛り上げサイボーグへの道」2005.4.2-19
高井浩子クラスと赤堀雅秋クラスから集まった19名で故林秋期講座04。目玉はこの10コマで15分ほどのコントを仕上げて発表公演してしまうってこと。講座の無い日にも集まって自主練習、お手製のTシャツ・マフラー(サイボーグ009のパロディだったもんで)も作って公私共に盛り上がり(理論みっちり)。
サマースクール2003「故林広志with廣川三憲(ナイロン100℃)」2003.7.28-8.17
とにかく最初の2日で参加者のキャラを一気に見きわめ配役。台本を書き上げ、3日目からは笑いを取る演技のレクチャーと稽古の繰り返し、その間を縫って飲み会2回、という合宿のような1週間。エチュードをつないだわけじゃないです。作家ですし台本からスタート。自分を客観視できるかが主題、テンポやセリフの抑揚、演技観、簡単な顔してやれるように。みんなの簡単な顔を御覧下さい。絵描き唄で描けるような顔になっているはずです。
(発表公演のパンフコメントより)